安心強度の注文住宅を建てるには?住宅の強度と構造の関係を専門家が解説

<記事の情報は、2021年7月1日時点のものです>

地震大国と呼ばれる日本では頻繁に地震が発生し、場合によっては家が倒壊してしまうような大震災に襲われることもあります。

多くの方は安心して生活ができる住まいを実現させるため、住まいに強度を求めているのです。

しかし、住まいの強度は何を基準に決められるものなのでしょうか?

この記事では注文住宅を建築する前に知っておきたい住まいの強度について、知っておくべきことをまとめました。

強い住まいを建築したいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

ここから本文に入る前に、1点質問です。

「後悔しないマイホームを建てるために、最も大切なことは何だと思いますか?」

資金計画?土地探し?それとも見学会に参加すること?

いずれももちろん重要ではありますが、答えはNOです。

後悔しない注文住宅を建てるために最も大切なことは、パートナーとなる「住宅メーカー選び」です。

全国的に展開していて比較的規模が大きい「ハウスメーカー」、地場に根付いて地域のことを知り尽くしている「工務店」、より柔軟なデザインで対応してくれる「設計事務所」。

一口に住宅メーカーと言っても幅広く、企業数も膨大でどの会社を選ぶべきか迷ってしまう人も多いでしょう。

しかし比較検討の手間を惜しんで、安易に名前の聞いたことのある大手のハウスメーカーに絞り込んでしまうのは危険です。

手間暇は極力減らしながらも、しっかりと比較・検討した上で依頼先を決めることが、後悔しない注文住宅を建てる上で最も重要になります。

「でも、山ほどある住宅メーカーから、どうやって条件に合う会社を見つければいいの?」

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それではここから本文に入っていきましょう。

注文住宅の構造・工法について

住まいの強さを左右する大きな要素に、住まいの骨組みと言える構造・工法の違いがあります。

その構造は木造・鉄骨の2種類に分かれており、さらに構造ごとに選べる工法も変わります。

ここでは、注文住宅で利用されることの多い工法の強度を、メリットとデメリットとともに紹介しましょう。

木造:従来軸組工法

在来工法・木造軸組工法とも呼ばれる従来軸組工法は、日本に昔からある伝統的な住宅の構造です。

今のなお最も日本の住宅に活用されている工法であり、四季のある日本の気候にも適しています。

具体的には、柱と梁で建物を組んだ後に筋交いを斜めに入れて強度を保ちます。

従来軸組工法のメリット

従来軸組工法のメリットは、間取りの自由度が高いことがあります。

そのため、注文住宅を請け負う多くの建築会社で好んで利用されています。

柱や梁の位置以外は移動が容易なので、将来リフォームをする時にも間取り変更がしやすいです。

また従来軸組工法を扱っている業者が非常に多いことから、他の工法に比べてコストを抑えた注文住宅の建築ができるでしょう。

従来軸組工法のデメリット

木造住宅であるため火災・害虫・腐敗に弱いという点があります。

定期的なメンテナンスを行うことで、デメリットをカバーする必要があるでしょう。

木造:ツーバイフォー

ツーバイフォーは北米で生まれた工法で、2×4インチの合板を組み合わせて家を作り上げていく工法です。

専用の金具と工具を使用して合板を組み合わせ、強固な六面体構造を形成します。

ツーバイフォーのメリット

合板自体を工場で生産し現場では組み立て作業を行うため工期が短く、強い気密性・断熱性・平面剛性が保てます。

台風や地震によって強い外力が住宅に加わっても、その力をバランスよく分散させることができます。

ツーバイフォーのデメリット

合板である面を基本として間取りが決められるため、壁の位置や量の変更ができません。

窓の位置・大きさにも制約があるでしょう。

鉄骨造

鉄骨造では木材ではなく、鉄骨でできた柱や梁を使って住宅の骨組みを作ります。

その種類は軽量鉄骨造・重量鉄骨造の2つに分かれ、それぞれは使用される剛材の厚さが変わります。

一軒家に利用されることが多いのは軽量鉄骨造です。

鉄骨構造のメリット

軽量鉄骨造には多少の制約があるものの、重量鉄骨造は間取りの自由度が高く、大開口や大空間を実現できます。

鉄骨で組み立てられているため地震に強く、震災時にも住まいの倒壊リスクを低くできるでしょう。

また、木造に比べて虫が発生しにくいです。

鉄骨構造のデメリット

木造に比べて費用が高額になります。

結露が発生しやすい・遮音性が低いというデメリットがありますが、壁材などを工夫することで解決可能な場合もあります。

注文住宅の耐震等級について

住宅の強度を評価する基準として、日本では耐震等級に重点を置く方が多いです。

日本国内では、どこに暮らしていても地震が発生する可能性があるため、当然のことでしょう。

ここからは、耐震等級ごとの地震への強度の違いを説明します。

耐震等級とは何か

耐震等級とは地震に対する強度を表す指標で「品確法」によって制定されています。

3つのランクに分けられているので、住宅建築時・購入時には、この指標を参考にすることができるのです。

耐震等級1

最も低い耐震等級であり、建築基準法で定められた最低限の耐震性能を備えていることを示しています。

具体的には、震度6強から7に相当する、数百年に一度発生する大地震に耐えうる強度を持っているということになります。

耐震等級2

耐震等級1の1.25倍の地震で倒壊しない耐震強度を持っている住宅です。

耐震等級2以上の建物は災害時の避難場所として指定されている病院・学校などの公共機関と同程度の強度になります。

また「長期優良住宅」として認定されるのは耐震等級2以上です。

耐震等級3

最も地震に強い建物の耐震等級で、耐震等級1の1.5倍の耐震強度がある住宅です。

多くの場合、災害時の救護活動や復興拠点となる警察署・消防署は耐震等級3以上で建築されています。

理想的な耐震強度を考える

地震が頻繁に発生する日本では、耐震等級2以上の住宅を建築すれば、大震災が発生しても住居の倒壊リスクを大きく下げることができるでしょう。

もちろん、最も地震に強い耐震等級3が選択できると良いですが、耐震等級を上げるためには多くの費用が必要となる・理想的な間取りが実現できない場合がありますので、さまざまな要素を合わせて検討する必要があります。

「とにかく地震に強い家が欲しい」と考えているのなら、初めから耐震等級3の住宅が形になるように建築会社に伝えた上でプラン作りを始めましょう。

また、耐震等級2以上の住まいであれば、地震保険の割引制度が用意されていることもあります。

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耐震・免震・制震の違い

耐震等級についてお伝えいたしましたが、多くの住宅では耐震等級とは別にさまざまな地震対策を用意しており、耐震・免震・制震などと表現されています。

地震対策を取り入れようと考えているのなら、それぞれの役割をしっかり理解しておいてください。

耐震

耐震とは文字通り、地震の揺れに耐えることを言い、耐震等級はこの「地震の揺れに耐える強さ」を示しているものです。

耐震性能によって、住宅の地震に対する強度が左右されると考えれば良いでしょう。

免震や制震のように地震の揺れそのものを和らげる役割は持っていません。

免震

免震は、免震装置を建物の土台と地盤の間に設置することで、地震が発生した時に建物が受ける地震力を抑制する役割を持っています。

住宅の揺れ自体を軽減可能なため、地震による家屋の倒壊を防ぐだけでなく、家具の破損被害も減らせるでしょう。

地震に耐えるのではなく、地震の揺れ自体を減らす耐震とは全く違った役割を持っているということです。

制震

建物の内部に制振部材を組み込み、地震の揺れを吸収します。

具体的にはダンパーや錘を使うことが多いでしょう。

免震ほどではありませんが、家の中では地震の揺れが感じにくくなり、家具の倒壊を防ぐ効果も期待できます。

強度の確保された注文住宅を建築するポイント

注文住宅は自分の思い通りに間取りや設備を決めることができるため、地震対策などへの意識が薄くなってしまうことがあります。

ここから、強度が高い住宅を建てるために、知っておくべきポイントについて説明しましょう。

デザインや間取りも重要ですが、強度を意識した家づくりができるようにしてください。

地震に強い構造・工法で住宅を建築する

住宅の構造・工法については冒頭で説明いたしましたが、やはり住まいの強度を左右する重要な要素です。

地震への強さに焦点を当てるなら、木造の場合は従来軸組工法よりもツーバイフォー、もしくは鉄骨造の住宅を選ぶべきでしょう。

また、選択可能な構造・工法は建築会社によって変わるため、先に住宅の構造・工法を決めてから建築会社選びを行うのも良いです。

地盤の強度も重要

住宅の強度と言うと、建物のことばかりに注視してしまいますが、実際には住まいを支える地盤や基礎も重要です。

住宅建築前には、地盤調査が行われているため、不安要素のある地盤であることが分かった場合には、地盤を強化するための改良工事を行いましょう。

基礎は住宅の強度を左右する

住宅の基礎は大きく分けてベタ基礎・布基礎の2種類があります。

布基礎の方がベタ基礎よりもコストを抑えられますが、強度や耐震性はベタ基礎に敵いません。

さらにベタ基礎は床下地面を全て分厚いコンクリートで覆うため、シロアリの被害も発生にしにくく、湿気が建物に侵入することも防げます。

強度にこだわった家づくりをするのなら、ベタ基礎を選ぶようにしてください。

間取りや住まいの形状を考える

壁を減らすと、どうしても住まいの強度は下がってしまいます。

そのため、壁や柱の少ない大空間のある開放的な間取りや、一回部分が駐車場として使用されているような構造は、住まいの強度が保ちにくいと言えるでしょう。

さらに凹凸のある外観の住まいよりも、シンプルな外観の方が地震の時に発生しやすいねじれ現象を防げます。

耐力壁の配置バランスを考える

耐力壁とは、地震や風などの横からの力に抵抗する能力を持った壁のことで、住宅の中には耐力壁と、それ以外の壁である非耐力壁があります。

耐力壁は構造上力学上重要な役割を果たしているのですが、その配置バランスが取れていないと、地震発生時にねじれ現象が起こりやすくなるのです。

南側に大きな窓を設け、壁を極力少なくしたために北側ばかりに耐力壁が集約してしまったなどが、その例です。

住まいの重心は一階に

地震発生時には1階よりも2階の方が揺れが伝わりやすくなります。

そのため、2階にピアノなどの非常に重い物・家具を置くべきではありません。

特別な理由がない限りは、重い物は一階に置くような間取りを考えると良いでしょう。

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まとめ

高い強度を保った注文住宅を建築するために、知っておくべきポイントについて、住宅の構造や耐震等級の説明をいたしました。

震災などの災害時には、住まいが無事かどうかで復興後の生活が変わります。

家族のために、どんな時でも安心して過ごせる住まいを建築するようにしましょう。

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