土地なしで家を建てる【費用の基礎知識】と【費用の抑え方のコツ】を不動産の専門家が詳しく解説します

家を建てるほとんどの方は土地から探し始めるでしょう。

土地から探す場合のメリットは、理想の立地に理想の家を建てられること。

デメリットは土地代が家を建てる費用を圧迫する可能性があることでしょう。

土地なしで家を建てる場合、土地代と建築工事費用のバランスがポイントとなります。

しかしバランスを取るのにしても家を建てる費用は何があるのかわからなければ考えることができませんよね。

特に家を建てたいけど今まで家についてほとんど考えたここがない方にとって、家を建てる費用の問題は不安材料でしかないでしょう。

そこで、この記事では土地から探して理想の家を建てたい方が、家を建てる費用に詳しくなれる知識を解説していきます。

自分の予算内で理想の土地と理想の家を手に入れたい方は必見ですよ。

ここで1つ、本題に入る前に質問です。

「あなたは今、注文住宅の依頼にあたって何社のハウスメーカーを調べていますか?」

もしかして、はじめから1社のみに絞ってしまってはいませんか?

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それではいよいよ本文に入っていきましょう。

もくじ

土地なしで家を建てる費用の相場を見てみよう

土地なしで家を建てる場合、土地代と建築工事費用の割合を知っていたほうが予算計画を組みやすいでしょう。

下の表は全国の相場を比較したものです。

地域 全国平均 首都圏 近畿圏 東海圏 その他の地域
住宅面積 111.5㎡ 105.8㎡ 111.0㎡ 115.2㎡ 113.8㎡
土地面積 198.3㎡ 136.8㎡ 151.3㎡ 203.4㎡ 230.2㎡
建築工事費用 2,874万円 2,751万円 2,749万円 3,019万円 2,945万円
土地代 1,382万円 2,241万円 1,594万円 1,258万円 924万円
土地代+建築費用
合計
4,256万円 4,992万円 4,343万円 4,277万円 3,869万円
土地代の割合 32% 44% 36% 29% 23%

住宅金融支援機構2019年度フラット35利用者調査 より抜粋。

全国の相場を比較したデータを見ると、建築工事費用つまり家本体+付随工事費用は各地域でさほど変わりない事がわかります。

逆に土地代の割合の差が大きいですね。

首都圏とその他の地域では1,000万円以上違ってきます。

土地代は全国規模で違いがあるだけではなく、同じ県内でも違いがあるのですね。

例として地方都市で有名な宮城県仙台市と宮城県内の主要な市との地価を比較してみましょう。

地域 1㎡あたりの平均地価 敷地面積200㎡の場合の価格
仙台市若林区 23,300円 246万円
仙台市青葉区 113,400円 226万円
仙台市泉区 90,500円 181万円
仙台市太白区 87,700円 175万円
仙台市宮城野区 86,300円 172万円
石巻市 31,600円 63万円
大崎市 19,900円 39万円

国土交通省令和3年地価公示 より抜粋

このように県の中心都市と周辺では全く地価つまり土地代が変わってくるわけです。

地域ごとの土地購入費用の相場を知ることは予算計画においても、建てたい家をイメージする為にも最初に知っておきたいですね。

  1. 自分たちが準備できる家を建てるために必要なお金・総予算を考える
  2. どの地域に住みたいかを決める
  3. 住みたい地域のおおよその土地代を調べる

この流れで土地費用の相場について調べると土地代が具体的になると思いますよ。

実際に土地購入の行動をする場合にはインターネットだけでは不足ですが、行動前の総予算を考える場合にはインターネット利用は一番効率が良いでしょう。

次に、土地なしで家を建てる場合の建築工事費用の相場ですが、建築工事費用は全国平均で2,874万円です。

ですが、建物本体費用が1,000万円台でも求める家を建てられますから、相場では判断できない部分といえるでしょう。

家を建てる費用は家族の収入、支出、求める家、住みたい地域などの状況で違ってくるために一概に平均的な相場ではわからないものです。

土地なしで家を建てる場合に必要なことは、ある程度の各相場・価格を知りつつ、自分たちが準備できるお金をどう使うかのバランスが大事なんですね。

しかし、家を建てる費用の一つの目安として各相場は活用できるでしょう。

土地なしで家を建てる場合に必要な費用は?

土地なしで家を建てたいと考える家を建てる初心者は、土地代と建築費用を気にすると思います。

ですが、実際に家を建てる場合には他の費用も必要になってくるのですね。

ここでは家を建てる費用の内訳と自分たちが準備できるお金の考え方について解説していきます。

土地代+建築行為費用だけじゃない点に注意!

家を建てる費用と考えた場合、家を建てる初心者は、この表の赤枠部分つまり土地代と建築工事費用を思い浮かべるでしょう。

しかし土地なしで家を建てる場合、必要な費用は土地代・建築費用の他に諸経費貯蓄が必要となってくるのですね。

しかも、頭金と諸経費そして貯蓄は現金で用意しなければいけない費用。

建築工事費用も本体工事と付随工事に分かれています。

このように家を建てる費用は非常に複雑なのです。

家を建てる費用は最終的には建築会社の担当などのプロの方と調整しますが、その前に自分たちで予算計画を組まなければプロに相談しても失敗するだけでしょう。

以下で初めて聞いたであろう付随工事、諸経費そして貯蓄について解説するので予算計画の参考にしてください。

付随工事

付随工事は家本体工事の他に家を建てるために必要な工事。

主な付随工事は以下のような工事があります。

解体工事・造成工事 家を建て替える場合に必要となってくる費用
地盤調査・地盤改良工事 家を建てる地面の強度を調査する費用、そして地盤の強度が低いときに地盤の強度を上げる工事費用です。
引き込み工事 水道やガス管、電気通信配線などを家まで引き込む工事費用
インテリア関係 カーテンや照明器具、エアコン費用など
エクステリア工事関連 外構工事や庭を作る工事費用

付随工事は建築工事費用の約2割を占めます。

建築工事費用3,000万円でしたら約600万円ですね。

付随工事費用の中で地盤改良工事費用は地盤調査の後にしか正確な費用がわからない工事です。

しかし地盤の状態によっては150万円程度の必要になってくる行為なので、見積もりの段階で概算費用を組みこむことを忘れないようにしてください。

付随行為は基本的に建築会社の見積もりに入っている工事になり、住宅ローンの審査対象の工事となります。

付随工事の内容は建築会社によって違い、見積もりに入っていない工事は次に解説する諸経費になってしまうのですね。

ですので、付随工事の内容を知らないと予算計画に狂いがでる可能性があるので、どこまでが付随工事で、どの工事が諸経費扱いなのか、しっかり確認するようにしてください。

諸経費

諸経費は住宅ローンでまかなえない、各種手数料や税金、付随工事扱いでない工事などの費用です。

諸経費の相場は土地代・建築費用の約6%~9%。

土地代・建築費用が3,500万円でしたら約210万円~315万円を現金で準備する必要があるでしょう。

主な諸経費は次のようなものがあります。

不動産取得に関わる税金 ・不動産取得税
・固定資産税
・都市計画税
家を持つことによって支払わなければいけない税金です。
現在は軽減措置や優遇措置が充実しているので無駄なく利用していきましょう。
印紙税 法律で決められた契約を行うときに印紙として支払う税金です。
・建築会社と交わす「工事請負契約書」
・金融機関で住宅ローンを組む際の「金銭消費賃借契約書」
登記費用 住宅ローンを借りる際の抵当権や法務局で行う各種登記費用。
また上記手続きを司法書士、弁護士へ依頼する費用が必要です。
依頼料については事務所ごとに違ってきます。
事務手数料 各種登録や金融機関へ支払う事務手数料も現金で準備しなければいけない費用です。
火災保険料 住宅ローンを組む条件として火災保険に加入が通常必要です。
団体信用生命保険 住宅ローンの契約者が死亡または高度障害で住宅ローンの支払いができなくなったときに住宅ローンの支払い義務がなくなる保険。
住宅ローンの金利として含まれる場合もあります。
付随工事に含まれない工事 建築会社とは別に発注する場合の外構工事やエクステリア工事、または見積書に含まれない工事は諸経費として現金で準備する費用となります。
地鎮祭・上棟式費用 地鎮祭の時に神主さんへの謝礼
上棟式の大工さんに渡す御祝儀など
工事中の差し入れ 建築会社によってはいらないところもありますが、頑張っている職人さんへの気持ちとして現場に行くときは準備してほしいですね
近隣への挨拶回り 工事中は何かと騒音が付きまといます。
お茶菓子を包んで工事着工前の挨拶回りは、住んだ後の近所付き合いの上でも大切な事ですよ。

諸経費には「諸経費ローン」という住宅ローンとは別のローンがありますが、家を建てた後の支払いの負担が増えるため、あまりおすすめしません。

諸経費は家を建てる費用の中で重要なのですが意外と忘れがちな費用です。

負担額も大きな費用ですから必ず予算計画に入れるようにしてくださいね。

貯蓄

貯蓄は家を建てる事に直接関わる費用ではありません。

しかし家を建てる費用を考える場合、最も重要な費用。

貯蓄は家族に何かあった場合に必要な余剰資金のことをいいます。

「家族が急に入院しなければいけなくなった」
「けがで仕事ができなくなってしまった」

このような不測の事態に対処するためのお金なのです。

この家族に何かあった時のための貯蓄は生活費用の最低6か月分が必要といわれています。

せっかく家を建てても資金に余裕がなくて家族が不幸になっては意味がないですよね。

ですから頭金や諸経費のために「家族に何かあった時のための貯蓄」を切り崩す事だけは絶対にやめてくださいね。

【頭金なし】と【頭金あり】を比較

土地なしで家を建てる際の頭金の全国平均は622万円。

家を建てる費用は各家庭それぞれですが、頭金をいくら準備するかは悩みどころでしょう。

ここでは【頭金なし】を選択するか【頭金あり】で家を建てたほうが良いのかを考えるヒントを紹介していきます。

【頭金なし】フルローンも選択肢の一つ

昔は家を建てる費用の8~9割しか住宅ローンを借入できませんでしたが、現在はフルローンという土地代・建築工事費用をすべて住宅ローンでまかなえる住宅ローンが存在しています。

土地代・建築費用3,000万円、35年ローン、年利1.5%の場合
支払総額 毎月の支払額
頭金ナシ 約3,857万円 約92,000円
頭金300万円 約3,472万円 約83,000円
頭金600万円 約3,086万円 約73,000円

この表は「頭金なし」と「頭金あり」を比較した際の毎月の支払額を試算したものです。

同じ費用で家を建てる場合を比較したとき、家を建てた後の返済は頭金があったほうが家計の負担は減りますね。

しかし、支払総額で見ると「頭金なし」の方が安くなる場合があるのです。

「頭金なし」の支払総額が安くなる一例として、アパートの家賃を支払うより住宅ローンの返済の方が家計の負担が減るという場合があります。

例えば現在家賃10万円のアパートに住んでいて、3年間で頭金300万円を貯めて3,000万円の家を建てるとしましょう。

頭金の貯蓄:毎月84,000円×36か月=302万円

毎月の家賃:100,000円×36ヶ月=360万円

住宅ローンの支払総額:3,472万円(35年ローン、金利1.5%)

支払総額:4,134万円

一方「頭金なし」で今から家を建てる場合、支払い総額は住宅ローンのみで3,857万円。

しかも住宅ローンの毎月の返済額は92,000円ですから、支払総額でも毎月の家計でも負担が減りますね。

このような場合はフルローンの利用が一つの選択肢となります。

もう一つの理由として頭金を含めて十分に資金は準備できるが、あえて「頭金なし」を選択する場合です。

「子供の学費など家を建てた後は何かとお金がかかる時期が重なるから頭金分を手元に残しておきたい」
このような場合も「頭金なし」を選択する理由として適切ですね。

ですが、「頭金なし」を選択する理由が「家を建てたいけど資金的余裕がないからフルローンを使う」だけは絶対に避けるべきです。

資金的余裕がない上に住宅ローンの負担が加われば、住宅ローンの返済が困難になる可能性は想像できるでしょう。

家を建てる事が目的ではないですよね。

家を建てた後に家族が安心して暮らせる場所を創る事が家を建てる目的のはず。

住宅ローンの返済で家族が不幸になる選択だけは避けてほしいと願います。

また「頭金なし」の場合、住宅ローンの審査が当然厳しくなり、当事者の信用情報が著しく低い場合は満額借りられない、もしくは審査に落ちてしまうリスクが高くなることは考えなければいけないでしょう。

このようなリスクを踏まえた上で「頭金なし」を選択するならば、「頭金あり」より厳しく予算計画を作ってほしいですね。

【頭金あり】のメリット

「頭金なし」と「頭金あり」を比較した場合、「頭金あり」の方がメリットが多いことは事実です。

特に土地なしで家を建てる場合は土地代が必要になってきますから、家を建てる総予算は多いに越したことはないですよね。

頭金を準備した場合のメリットは以下の3つが考えられるでしょう。

①住宅ローンで有利になる

頭金を準備することで「頭金なし」と比較して住宅ローン審査が通りやすくなります。

また住宅ローンの金利で優遇される場合が多いようです。

例:土地代・建築工事費用3,000万円、住宅金融支援機構フラット35を35年ローンで利用した場合。

頭金の割合 最低金利 借入額 支払総額 金利額
1割以上
(300万)
1.350% 2,700万円 約3,390万円 約690万円
1割以下
(頭金なし)
1.610% 3,000万円 約3,927万円 約927万円

2021年5月時点の住宅金融支援機構ホームページデータより試算

現在は低金利の為、毎月の返済額の差は6,000円程度ですが、違いは感じられるでしょう。

また、確実に毎月の負担額が減ります。

確かに頭金を貯める期間のアパート代などの負担を考えた場合、頭金なしを選択する場合もあります。

ですが、家を建てた後に焦点を当てた場合、毎月の負担が減ることは家族の安心のためには必要な事ではないでしょうか。

②建てる家の選択肢が増える

「頭金なし」と「頭金あり」のどちらの場合も3,000万円借入ができるとしたら、単純に頭金分「頭金なし」より土地代・建築行為費用を多く準備できますよね。

土地なしで家を建てる場合には土地代が必要になってきます。

ですから資金的余裕は建てる家の選択肢を増やすためにも大切なことでしょう。

③家を建てる勉強期間が取れる

家を建てる費用などを含めて長期的に家を建てる計画を組む場合、頭金を貯める期間は家についての知識を深める勉強期間と考えることができます。

家について知識を持つと、今まで何気なく見ていた住宅や、今住んでいるアパート、マンションの間取りが気になりだします。

この気にして考える経験は家を建てる際に大変役立つのですね。

頭金を準備することはこのようにメリットが大きいのですが、諸経費や「もしものための貯蓄」を圧迫してまで準備するものではありません。

頭金はこのように余剰資金と考え無理をしないで準備する資金と考えましょう。

ですから、どうしても頭金を準備したいのであれば、家を建てる時期を遅らせて頭金を貯める方法を選択することが賢明でしょう。

将来を考えた予算計画

土地なしで家を建てる場合、土地費用の負担が大きいなウエイトを占めるため、「土地あり」と比較して予算計画はシビアになります。

ですが、家を建てる予算計画は家を建てた後、家族が安心して安全にそして快適に暮らすことを大前提に組むことを忘れてはいけません。

ここでは土地なしで家を建てる費用を考える基準を、次のように分けて解説していきます。

  1. 住宅ローンの考え方
  2. 一番お金がかかる時期を基準にする
  3. 家の維持費用を考える
  4. もしものための貯蓄

ではこの4つについて詳しく解説していきましょう。

1.住宅ローンの考え方

住宅ローンは「借りられる金額ではなく返せる金額」を考えて借入しなければいけません。

実は住宅ローンは意外と多く借りる事ができます。

住宅ローンは後から解説する年収倍率や返済負担率をベースに算出される場合が多いのですが、これは借りられる金額であって各家庭環境に合わせた返済できる金額ではないのですね。

ですから、例えば建築費用が当初の予定よりオーバーしてしまっても住宅ローンが借りられる場合がよくあります。

毎月の負担が苦しい。
返済できなくなって家を手放さなくてはいけなくなった。

このような状況になてしまっては家を建てた意味がなくなってしまいますよね。

ですから住宅ローンは「家を建てる」事ではなく「家に住んだ後」に必要な費用を考えて借入金額を決めることを大前提としてください。

2.一番金のかかる時期を基準にする

特に住宅ローンの返済額を決める場合、住宅ローンの返済期間の中で一番支出が大きい時期を基準にする必要があります。

20才台、30才台の方ならば子供が大学まで進学して卒業、そして就職するまでが一番お金が必要ですね。

40才台、50才台で家を建てるなら、定年後や医療費の増大を視野に入れる必要があるでしょう。

車や家電製品の買い替えなども考慮しなければいけません。

また、現在は終身雇用の形態も崩れ、社歴で年収が計算できない時代ですから、現在の年収をベースに支出を考えた方が安全でしょう。

一番お金のかかる時期は家庭状況、年齢で全く変わってくる部分です。

家族で時系列を書き出してじっくり話し合ってもらいたい部分ですね。

3.家の維持費用を考える

戦後から高度経済成長を経てバブル期ぐらいまでの家は20~30年経ったら建て替えを前提に建てられていました。

しかし今の家はメンテナンス工事を定期的にして50年、80年性能を保てる家を目指して建てられています。

ですから子供の代まで家の快適性を維持するため、また余計な修繕工事費用を使わないためにも家の維持費用を予算計画の際に考えたほうがいいのですね。

主な家のメンテナンス工事は以下のような工事があります。

  • シロアリ予防工事(5年~10年)
  • 外壁・屋根塗装工事(10年~20年)
  • バルコニー防水工事(10年~15年)

これらのメンテナンス工事は家の機能を維持するために定期的に工事を行う必要があります。

定期的な工事の他に設備機器交換やクロス張替えなど、住んでいく上で必要な工事も逐次必要でしょう。

将来ライフスタイルが変化したことでリフォーム工事を計画する場合もありますね。

家のメンテナンス工事費用は家の大きさや使っている材料によって変わってきますが、おおよそ10年間で150万円から300万円必要となってきます。

ちなみに大手の建築会社などが広告している「50年長期保証」などもメンテナンス工事費用が必要なんですね。

実は保証の内容が「我が社で建てた家を、我が社が指定する有償のメンテナンス工事を我が社で行った場合、保証を継続する」という内容なんです。

建ててもらおうと考えている建築会社が長期保証してくれるからメンテナンス工事費用はいらないと思わないように注意しましょうね。

4.もしものための貯蓄

先ほど解説した「家を建てるために準備する費用」と同じで。家族に何かあった時のための貯蓄です。

家を建てるために準備した生活費用の最低6か月を常に維持し続けるわけです。

家族の幸せはお金だけでは得られませんが、現実としてお金がなくては家族の幸せは維持できませんよね。

住宅ローンの借入金額を含めて、家を建てた後の生活を考えた家を建てる予算計画を作っていきましょう。

自分たちが準備できる費用を知ろう

ここまで土地なしで家を建てる費用の相場と考え方を解説してきましたが、実際に自分たちが準備できる費用の目安は必要でしょう。

現金で準備する部分は家庭状況で全く違ってくるので、ここまでの解説を参考に算出してもらうしかないですが、住宅ローンに関してある程度の目安を出すことができます。

住宅ローンの借入額の目安として一般的な算出方法は年収倍率。

これは年収の何倍までならば住宅ローンを借りられるかを表す数値なのですね。

年収倍率の全国平均は7.4倍。
(住宅金融支援機構2019年度フラット35利用者調査 より)

例として年収500万円でしたら3,700万円まで借りられる計算になります。

しかし、年収倍率の考え方は借りられる金額の目安となりますが、返せる金額の目安としては少し危険ですね。

ですので、年収をベースに住宅ローンの借入可能額を算出する場合は返済負担率という計算方法を使うことをおすすめします。

返済負担率とは年収のうち住宅ローンが占める割合を数値で表す計算方法。

つまり返せる金額の目安にすることができる数値なのですね。

一般に住宅ローンを無理なく返済し続けることが可能な返済負担率は25%以下。

仮に返済負担率が25%の場合の返済額を試算してみましょう。

返済負担率からみる借入可能額
利息固定1.5%、返済期間35年、返済負担率25%
年収 毎月の返済額 借入可能額
300万円 6.2万円 2,024万円
400万円 8.3万円 2,710万円
500万円 10.4万円 3,396万円
600万円 12.5万円 4,082万円
700万円 14.5万円 4,735万円
800万円 16.6万円 5,421万円

先ほど年収倍率で例とした年収500万円の場合、年収倍率と返済負担率を比較すると約300万円の差がありますね。

年収倍率は実際のデータから出された平均なので間違った数字ではないのですが、このように差がある事を知っておきましょう。

ちなみに銀行などの金融機関では、住宅ローンを貸し出す場合に返済負担率を30%から35%に設定しているそうです。

ですから、最初に考えた予算をオーバーしてしまっても住宅ローンの審査は通ってしまいますが、返済が大変になることは想像できますよね。

各家庭の毎月の支出は返済負担率では完全に計算することができませんが、返済負担率を予算の目安にすることができます。

例として家を建てる費用のうち3,000万円を住宅ローンで借りようと考えたとします。
年収400万円で3,000万円を金利1.5%、35年ローンで借りた場合、返済負担率は約27.6%。
( 返済負担率シミュレーション:住宅金融普及協会ホームページを利用 )

この場合、返済負担率が少し高いからもう一度予算を洗い直してみようと考えることができますよね。

住宅ローンは大きな家計の負担です。返済負担率などの目安を利用して失敗しない予算計画を作っていきましょう。

家を建てる費用は知識とプロの意見が必要

家を建てる費用は色々な要素があり非常に複雑な部分です。

複雑ですが家を建てる中では費用面の失敗はしたくない部分ですね。

失敗しないためには、あなた自身が家を建てる費用について知識を持つことが必要です。

そこで家を建てる費用について学ぶ最初の段階として、次に紹介する2冊の本を読んでみてはどうでしょうか。

  • 【「家づくりにかかるお金」すべてがわかる本】

家を建てる流れに沿って、いくらお金が必要なのかを網羅している本です。

この本の特徴は家を建てるための出費についてだけではなく、コストダウンについても学べる点。

項目ごとにちりばめられているコストダウンのアイデアは必読です。

家を建てる前から家を建てた後まで重宝する一冊となるでしょう。

  • 【住宅ローンの借り方・返し方 得なのはどっち】

「借りられる金額と返せる金額は違う」事を前提に、ファイナンシャルプランナーとして20年以上のキャリアがある筆者が丁寧に解説している一冊。

比較的短期間で改訂版を発行しており、最新版は2021年の住宅ローン事情を解説しています。

現在の住宅ローン制度を知ることができるだけではなく、住宅ローンを借りる際のノウハウなど住宅ローンの基礎知識を得るには十分な内容でしょう。

ここで紹介した本やほかの媒体も駆使して家を建てるお金、土地なしの場合の費用などについて知識を得ることによって、より具体的な予算計画が組めると思いますよ。

ですが残念ながら知識を得ても経験がないと、どうしても限界がきてしまいます。

家を建てる初心者が家づくりで失敗しないコツは、知識を学ぶことの他に経験のあるプロを積極的に活用することも大事なんですね。

特に土地なしで家を建てる場合は予算計画に細かい配慮も必要です。

ですから、できるだけ早い段階から金融機関の相談窓口やファイナンシャルプランナーに相談したほうがいいでしょう。

特にファイナンシャルプランナーは学費の計画や、老後の資金や毎月の家計、そして住宅ローンなど家に関わるお金の相談を受けるプロなのでおすすめです。

家を建てる費用で後悔しないためには、自分たちである程度予算計画を組んだら、その計画が正しいのかをこのようなプロに相談することにより確実なものにする事も必要ではないでしょか。

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土地なしで家を建てる費用の目安

家を建てるために必要な費用(総予算)
土地代 家本体の建築費用 付随工事 諸経費 貯蓄

土地なしで家を建てる場合の総費用は、この表のように大きく分けることができます。

そして一番ウエイトが高い部分が家本体の建築費。

どのような家を建てたいのか自由に決められることが注文住宅のメリットですが、建てたい家のイメージができないと他の費用の目安が作りにくいという大変さもありますね。

しかし、家を建てる総予算が決まっているわけですから、いくら豪華な家をイメージしても意味がなくなってしまします。

そこで家本体の各価格帯ごとに、どのような家をイメージすればいいのかの方向性を紹介します。

ここで紹介した方向性を参考に家のイメージと家本体の建築費用の目安を作ってはどうでしょうか。

シンプルに1,000万円台で家を建てる

住宅金融支援機構のデータによると土地なしで家を建てる場合、家本体の建築費用の全国平均は2,874万円。
(住宅金融支援機構2019年度フラット35利用者調査 より抜粋)

このことから考えると1,000万円台の家は費用的に少ない部類に入ります。

しかし工夫次第では求める家を建てる事ができるのです。

1,000万円台で建てるに形はシンプルに、間取りはオープンに作ることがポイント。

  • 外観をシンプルに:長方形、正方形の総二階建ての外観、屋根も切り妻や片流れ
  • 間仕切りの少ないシンプルな内装:壁面積を減らす工夫
  • 設備機器は必要最低限の機能のものを選ぶ:建築会社の在庫を利用する方法もあり
  • 素材のグレードを落とす:外壁、床材、クロスなどは平均的なグレードのものを使う

構造はシンプル、設備は平均的なグレードを目指しますが、断熱性はある程度求めてほしいですね。

断熱性能は家の快適性と健康に直結する部分です。

また毎月の家計にも貢献するでしょう。

安くても工法次第で断熱性能を高める方法は存在します。

また、1,000万円台で家を建てたいと考えている方は、規格住宅も視野に入れてみてはどうでしょうか。

規格住宅は使う部材や部屋の数などがあらかじめ決められていて、その範囲内で自由に部材や間取りを選んで家を建てるセミオーダーの注文住宅です。

最大のメリットは準備された部材や間取りプランを使うので家を建てる費用を抑えられる点。

自由度はフルオーダー住宅より下がりますが、十分要求は満たせると思いますよ。

家族4人なら2,000万円台から

夫婦と子供2人なら部屋数や間取りを考えると、家本体の費用は2,000万円台はほしいところ。

2,000万円台で家を建てるコツは、予算配分にメリハリを持たせることでしょう。

  • キッチン回りに予算を使って2階はシンプルに作る。
  • 断熱性能に予算を使い、外装や内装材などは一般的な材料を使用。
  • 壁の少ない間取りを採用してコストダウン、その分の費用で床を天然無垢材で仕上げる。

このように家を建てる費用を使う部分、コストダウンする部分をはっきりさせることが2,000万円台での家づくりの秘訣です。

また2,000万円台は家の希望を盛り込みすぎて予算オーバーになりやすい価格帯。

もしどうしても、求めている家が2,000万円台で建てる事が難しいようでしたら、今建てる事ばかり考えずに3,000万円クラスの家を建てられる貯蓄が貯まるまで待つという選択肢を選んでもいいかもしれませんね。

理想をかなえる3,000万円台

3,000万円台の家ならば、家に求めるすべての希望を実現することは難しいですが、家族の希望をかなえやすい価格帯です。

3,000万円台の費用を準備できるのであれば、積極的に家の性能を求めてみてはどうでしょうか。

耐震性などはもちろん、特に断熱性・気密性は快適性や防音そしてランニングコストに大きく関わってくる部分ですからね。

家の性能を上げると当然家を建てる費用は高くなりますが、税金や住宅ローンの優遇そして補助が多く利用できますから思っていたよりもコストアップにならないものです。

断熱性能や家の性能は、家が完成後は修正が難しい部分ですから検討項目にぜひ入れてほしいですね。

家を建てる費用が3,000万円台の家は、家のデザインと家の性能のバランスが取りやすい価格帯といえるでしょう。

4,000万円以上はワンランク上の家

建築費用4,000万円以上の家でしたら家族の希望を盛り込みつつ設備や素材のグレードを上げるなど、かなり自由度の高い家を建てる事ができます。

しかし家を建てる予算が十分にあったとしても、求める家が出来上がるわけでは無いことを知っておいてほしいです。

結局はどのような家を建てたいのか、あなたの具体的なイメージと率先して動く行動力が理想の家を建てるための重要な要素になっているのですね。

また建築会社や土地があなたの求めている家と条件が一致していることも大切でしょう。

せっかく十分な予算のあるのですから、無駄にしないためにも準備は入念にしていきましょう。

土地なしで家を建てる費用を抑えるコツ

家を建てる費用を抑える=無駄をなくす。

無駄をなくすことは同時に失敗を減らすことにつながります。

特に土地なしで家を建てる場合は、土地をいかに無駄なく探すことも必要になってきますね。

そして無駄をなくし、家を建てる費用を効率よく使うためには、自分たちが率先して行動することが必要なのです。

ここでは無駄をなくす行動に焦点を当てて以下の4点を解説していきます。

  • 事前準備
  • 間取りづくり
  • 建設会社探し
  • 土地探し

では早速解説していきましょう。

無駄をなくすための事前準備

事前準備で最も大切なことは、家に対する知識をあなたが身に着けるということです。

例えば建築会社の担当と打ち合わせの時、相手の話していることが理解できなければ後々トラブルに発展しかねないですよね。

土地探しをするのにしても土地判断の基準がわからなければ探しようがないでしょう。

最終的にはプロの目線によるアドバイスが必要になりますが、自分自身で判断する根拠を持つことが必要なのです。

「建築会社にお任せ」では求める家を建てられないだけではなく、失敗や後悔につながってしまうことを覚えておきましょう。

では、知識を得る方法ですが、家を建てる初心者におすすめの媒体は本になります。

本は以下のようなメリットがあるのですね。

  • 本はテーマが決まっていて、そのテーマの情報が濃く、正確
  • テーマが決まっているので余計な情報に振り回されることがない
  • 外的要因に邪魔をされずに自分のペースで学べる
  • 本は本の著者が何十年、もしかしたら一生かけて得た経験、知識をたった数千円で手に入れられる

本のデメリットは他の媒体と比較すると最新の情報という点で劣るということでしょう。

しかし、初心者にとってはデメリット以上にメリットが大きい媒体といえるでしょう。

ちなみに、知識を得る媒体としてインターネットやモデルルームの見学も思いつくでしょう。

しかし情報量が煩雑で多すぎたり、モデルルームの営業マンに振り回されたりと初心者が混乱する原因となるので、最初の知識を得る媒体としてはおすすめしていません。

インターネットやモデルルームの見学は、情報を判断する知識を身に着けた後に利用することによって大きな効果があると認識していてくださいね。

家を建てたいと焦る気持ちもわかりますが、家は建てた後、何十年も住み続けなければいけないわけです。

そのために数か月を知識を得る期間としても徳はあっても損はないのではないでしょうか。

コストを抑える間取りづくり

間取りづくりでコストを抑えつつ理想の家の間取りを創るコツは譲れない部分を2~3ヶ所に絞ること。

間取りを考えるときは最初、家族の希望をどんどん集め、それを方眼紙に書き込んだり間取りシミュレーションソフトに入力したりしていきます。

そしてトライアンドエラーを繰り返し、最終的に具体的な形にしていくわけです。

予算なども考えた具体的な間取りや家のデザインがそのまま建てられれば一番いいわけですが、土地なしで家を建てる場合には家の形状は見つけた土地に依存してしまいます。

ですから、あまりガチガチに家のイメージを固定してしまうと住みにくい家になってしまう可能性があるのですね。

間取りをイメージする時は、家のパターンを何個も準備しつつ譲れない部分を中心に間取りを考えると、うまくいく可能性が高くなります。

また、家を建てた先輩方の失敗例を参考に、気を付ける部分を知っておくことも無駄をなくす為には必要でしょう。

間取り、家のイメージに関して失敗例が多い部分は以下の8点。

  • 家事動線:家事がやりやすい、使いやすい配置
  • 水回り:洗濯機から物干しまでの移動や、トイレの流水音を気にした配置など
  • 部屋割り:子供部屋と主寝室の配置、2階の音を気にしなくていい配置など
  • 収納:収納は十分か、逆に多すぎないか
  • 玄関:玄関の収納は使いやすい配置か、プライベートは守られているか
  • コンセントの位置:コンセントの数は足りているか、適度な配置か
  • デザイン:リビングや吹き抜けのメリット、デメリットを理解しているか
  • 住宅の性能:断熱性能などは、どのレベルを求めるか

このような点に気を付けながら家族の要望をまとめていくと、メリハリの利いた無駄のない予算計画と間取りが出来上がると思いますよ。

建築会社の選定がポイント

自分たちがいくら無駄のない失敗のない理想の家を予算内で建てたいと思っても、実際に工事をする建築会社にその能力がなければ現実は難しいですよね。

土地探しも建築会社と一緒に探したほうが無駄なく、良い土地が手に入りやすい傾向にあります。

ですから建築会社探しは土地なしで家を建てるために最も妥協してはいけない部分でしょう。

建築会社の効率的な探し方の順番は次の通り。

  1. 建築会社の情報収集
  2. 実際の建物を見て比較検討
  3. 建築会社の雰囲気と担当の能力
  4. 提案力のある建築会社に決定する

これらを順を追って解説していきましょう。

1.建築会社の情報収集

建築会社はただやみくもに訪問しても理想の家を建ててくれる建築会社に出会う事は難しいでしょう。

ですから最初はインターネットや住宅情報誌を使って、建築会社の情報を集め建築会社の絞り込みをします。

インターネットや住宅情報誌で見るべき点は以下の4点。

  • 家を建てたい地域に精通しているか
  • 工法などが自分たちの求めている家を建てられる要件を満たしているか
  • ブログの更新頻度や展示会、勉強会を積極的に開催しているなどの情報から活気のある建築会社なのか判断
  • 建築会社の考え方が自分が求めている家の方向と一致しているか

主にこの4点がしっかり判断できる建築会社に絞り込んだ上で行動を起こすと良いでしょう。

2.実際の建物を見て判断

家を建てる事は現場が主体です。

ですから、建築会社が建てた家を見ることが建築会社を選ぶ際に効率がいいでしょう。

ですが、建てた家を見て判断するためには、家の知識が必要という事を忘れてはいけません。

建築会社の「現場力」を判断する場所は以下の3つが考えられます。

  • モデルハウスの見学
    間取りやデザインを中心に建築会社の建物の傾向を見る。
    設備は高級なものを使っているので参考にならない可能性もあります。

 

  • 現場見学会に参加
    現在建築中の家を見ることができるので自分たちが建てる場合の参考になりやすい。
    おすすめはまだ内装が始まっていない構造見学会。
    現場見学会は数が限られるのでタイミング的に難しい場合もあります。

 

  • 建築途中の現場を訪問
    建築現場を見せてもらい、生の現場の雰囲気や建築状況、職人の技術を見る
    自分が実際に建ててもらった場合をイメージできるメリットがある。
    ただし、現場に入る前に必ず建築会社に許可をもらってくださいね。

現場を見てホームページなどに載っている事と一致していれば、家を建ててもらう建築会社の有力な候補としていいと思いますよ。

3.建築会社の雰囲気と担当者の能力

建築会社の雰囲気が自分に合っているかを確かめることは、大きなお金をかける家の建築を依頼する依頼先としても、家を建てた後、長く付き合っていく建築会社としても意外と大切なことです。

建築会社の雰囲気はモデルルームや展示会、事務所を訪問した時の社員の話し声や打ち合わせルームの整理整頓状況を観察しているとわかってきますよ。

また担当者の能力と相性も建築を任せる上で重要です。

  • 担当者がプロ目線でメリットデメリットを話しているか。
  • 代替え案などを積極的に提案してくれているか。
  • 売ることが目的ではなく、自分たちの為に家を考えてくれているか。

このような事を話の中で感じ取り、誠実に対応してくれる担当者と家を建てる事が家づくりで大切なことの1つでしょう。

4.提案力のある建築会社に決定する

家を建てる初心者は知識を得ることが大前提ですが、失敗しない家づくりのためには経験に裏付けされたプロ目線の提案力が大切になってきます。

提案力のある建築会社は、建築会社を最終的に決定する際に各建築会社に依頼する「概算見積もりの依頼」でわかるでしょう。

概算見積もりでは各社が自社の特色を生かした見積もりとラフプランを提出してくれます。

その概算見積もりとラフプランを比較して建築会社の提案力を判断するわけです。

概算見積もり依頼は、自分の求めている家を建てられそうな建築会社を2~3社に絞り込んだ上で依頼します。

依頼する建築会社が少なすぎると比較できませんし、多すぎると時間がかかってしまいますからね。

この概算見積もりでは提案力を比較するわけですから、安さはあまり判断材料にはなりません。

特に土地なしで家を建てる場合は概算見積もりの段階で土地が決まっていない場合が多いですから、ラフプランと本格的なプランニングでは間取りも変わる場合があるでしょう。

あくまで見積もりの内容が細かく記載されているか、自分たちの希望がどのように反映されているかを判断する見積もりとラフプランと考えてください。

この概算見積もりで家を建てる建築会社を判断するわけですが、依頼するときの注意点が2つ。

1つ目が各社に自分たちが建てたい家のイメージをこれまで学んだことを駆使して詳細に同じ内容で伝える事。
2つ目が「この概算見積もりで最終的な建築会社を決定するつもり」としっかり伝える事です。

そうすれば各社の本気の見積もりが出てくるはずですから比較検討で失敗したという事にならないでしょう。

残念ながら、日本の建築会社は「家を売る」という感覚が根強く残っている傾向にあります。

その中でお客様、つまり施主の立場で家を創ると考えている建築会社を選ぶことが家づくりの失敗をなくすための要素の一つでしょう。

施主のことを考えている建築会社や担当者は、無駄な費用を抑えつつ自分たちが求める部分に費用を回す提案をしてくるはずです。

そのような建築会社を妥協しないで見つけてほしいと願います。

土地探しで優先すること

土地が安く手に入れば限られた予算を家本体に回すことが出します。

しかし、安くても自分たちの求める生活ができない場所でしたら、家本体が高級でも費用の無駄になってしまうのですね。

土地を探す際に費用を抑える、無駄をなくす、後悔しない基準は家族が安心して安全に暮らせる場所、地域であることです。

  1. 土地は建築会社と一緒に探す
  2. 住みたい地域は大きな範囲で考える
  3. 必ず現地を訪れ自分自身の目で判断する

この3つのことをすれば土地購入費用が無駄にならず、自分たちに合った土地を見つけられる可能性が高くなるでしょう。

この3点について少し詳しく解説しますね。

1.土地は建築会社と一緒に探す

「建築会社の選定のポイント」で少し話しましたが、土地なしで家を建てようと考えている方は、土地も一緒に探してくれる建築会社を候補の1つとして建築会社を決定したほうが、土地費用の無駄をなくし費用も抑えられるでしょう。

土地を建築会社と一緒に探すことにより次のようなメリットがあるのですね。

  • 土地に合わせたプランニングがしやすく、プランニングの時間を十分に取れる
  • あなたが求める条件を知っているプロの目線で土地を選定してもらえる
  • 建築会社が持つネットワークを使えるので希望の土地を見つけやすい

あなたが知識を駆使して決定した建築会社でしたら、あなたの求める条件を最大限に考慮した土地探しをしてくれるでしょう。

また土地と建物はセットでなければ家を建てられませんよね。

逆にいえば土地と建物をセットで考えることができる建築会社と一緒に土地を探す方法は、土地探しで一番無駄をなくす方法といえるでしょう。

2.住みたい地域は大きな範囲で考える

土地探しはピンポイントではなく、広く融通性を持った範囲で探すと理想に近い土地を見つけやすくなります。

例えば「〇町に住みたい」よりも「□市の東側」。
「△地区から会社に通いたい」ではなく「会社から車で30分圏内」などのようにアバウトな地域設定がコツです。

また譲れない条件もい1~2つ位に絞り、見つかった土地に対してどのような家を建てるかを考えたほうが無理が少なく、費用を押さえつつ理想の家に近づけるでしょう。

3.必ず現地を訪れ自分自身の目で判断する

土地を決定するという事は、これから家族がずっと暮らしていく場所を決定するという事ですよね。

ですから、写真や建築会社、不動産会社の言葉だけで安易に決めていいものではないと思いませんか。

土地を自分の目で直接確認する。
家族の安全と安心を基準にする。

土地購入はこの2つのことを大前提に探し決定する必要があるでしょう。

この2点を大前提として土地を決定する際に見るべき基準を紹介します。

  • 地盤とハザードマップ
    地盤改良が必要な地域なのか、災害が起きても基本問題のない地域なのか

 

  • 日照条件
    一日を通しての日当たりを確認、将来マンション建築などで日照条件が変わる可能性のある土地なのかなど

 

  • 前面道路へのアクセス
    前面道路までの高低差や縁石や電柱等移動撤去の必要性、セットバックは必要なのかなど

 

  • 上下水道の引き込み
    前面道路からの距離があれば私有地への上下水道の引き込みは費用が発生するのでその確認。

 

  • 各施設へのアクセス
    スーパーや商店街、学校への距離や経路は家族に問題がないか?

 

  • 交通状況
    前面道路の交通量は家族に安全か、騒音対策が必要か

 

  • 近隣の危険度
    昼間だけではなく夜も安全な地域か、昼と夜では全く違った雰囲気の地区は存在します

 

  • 隣家の状況
    隣家のリビングや給湯設備の位置は間取り配置に影響がある。また燐家の使用状況も可能なら知っておきたい点

このような状況を自分の目で確認し、家族の安全と安心を優先して決めた土地ならば、その費用はけっして無駄にはならないのではないでしょうか。

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まとめ

土地なしで家を建てる場合は、予算計画は入念にシビアにしなければいけないでしょう。

ですから一概に「年収いくらだから建てられる」、「坪単価いくらだから建てられるかも」と見切り発射だけはしないでいただきたいですね。

確かに今は低金利ですし、国の補助や税金の優遇があり、家を建てたいと考えている方にはチャンスかもしれません。

しかし、お得感だけで無理に家を建てて、建てた後の生活が苦しくなっては家を建てた意味がありませんよね。

家を建てる費用の失敗は生活に直接影響が出てしまい、深刻な状況を作ってしまう危険性もある失敗です。

せっかく夢をもって家を建てるわけですから、予算計画の失敗だけは避けましょう。

ぜひ、この記事をきっかけに家を建てる費用について学び、そして家族の将来を考えた予算計画を作ってほしいと願います。

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